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There is something I want to talk about 01 [プロローグ]

無題


『拝啓 コイ様 突然の手紙であることをお許し下さい。
 私は今故郷の村を離れ 無事に話せる島へと到着致しました。』


がたがたと揺れる機械のせいで尻が少し痛む。
私は手を休め、木々の間から溢れる太陽の光を見上げ、そっと目を細めた。


この話せる島という場所は、私には少し息苦しい場所である。


私達褐色のエルフの創造神であるシーレンが再びこの世を暗黒の時代へと変えようとしている今、
まさにここは私達の始まりの場所であるのだ。


希望と絶望、その両方がこの狭い島で何度も何度も渦を巻き、人々はそれに翻弄されている。


・・・私は視線を戻し、ペンを握りなおした。


『ククルという ドワーフが作った機械に揺られている為
 字が汚くなってしまい申し訳ありません。
 今向かっている場所はエ サギラ遺跡という
 かつての巨人が作った迷宮だそうです。』


私は好奇心旺盛なドワーフはでは無い、もちろん冒険心に満ち溢れた若いヒューマンでも無いのだ。
巨人の遺跡になどこれっぽっちも興味は無いのだが・・・。
ガーリント様から博物館への使いを頼まれただけのはずだったのだが、気づけば私はエ サギラ遺跡の捜索隊員になるらしい。


(何故こんなことに・・・)


剣や弓の扱いはそれなりに出来る。
魔法はあまり得意では無いが、使えないことは無い。


だが私のまだまだ未熟な力では、あの人のいる場所は向かうのは厳しいものになるだろう。


ゲートキーパーに決して安いとは言えない数のアデナを渡しこの島まで来た目的は
決して捜索隊員になる為では無い。


『しかし 物は考えようかもしれません。
 マスターのもとで戦闘訓練をすることだけが正解では無いと思います。
 カカイ様に伺った話によると昨今のエ サギラ遺跡にはモンスターの影が異様に多いということです。』


結果的には、自分の腕を磨くいい機会になるのかもしれない。


ククルが止まる気配がし、私は顔をあげる。
いつの間にかこんな高台へと来ていたようだ。


そこには広大なエ サギラ遺跡を一望できる景色が広がっていた。


『また近況を報告致します。
 いつかまた会える日を楽しみに待っております。』


最後にそう書き記し、私はペンをカバンへとしまった。


「おや?冒険者様ですか?ここは危険だから戻ったほうがいいですよ」


学者らしい男が私を見て、不審そうに口を開く。

私はここまで走ってくれたククルを最後にひとつ撫で、彼の目を見つめた。








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